Yモバイルの評判が最悪なのはユーザーの知識不足のせい?

ソフトバンクの店舗に併設されるようになって、Yモバイルの看板は街中でもよく看板を目にするようになってきましたね。

実店舗があれば詳しいことは店員さんが手取り足とり教えてくれて、他の格安SIMより少々高くてもサービスはいいだろうと多くの人は考えると思います。

でも、ちょっと待ってください。

Yモバイルのユーザー総合満足度って、格安SIMサービスの中で最下位なんですよ?

Yモバイル 評判

 

Yモバイルはユーザー満足度が低い

2006年に設立されたモバイルに特化した調査研究機関「MMD研究所(Mobile Marketing Data Labo)」が2018年3月に調査結果を発表した「2018年3月格安SIMサービスの満足度調査」によりますと、利用率の高い格安SIM上位14サービスとYモバイルを合わせた15サービス中、Yモバイルの総合満足度は15位なんと最下位です。

 

Yモバイルの評判はなぜ悪い?

調査結果を元にMMD研究所が出している見解は「Yモバイルユーザーは店舗契約のお客が多いので格安SIM(MVNO)を使ったことのない人が多く、大手キャリアの品質と比べているので評価が低いのでは?」とのことです。

 

実店舗が多いYモバイルは格安SIMのなかでも敷居が低く、大手キャリアからの乗り換えが多い。敷居が低い分ネットから直接申し込む格安SIMのお客と比べて格安SIMのデメリットについて知識が不足しているのではないか?というのです。

でも本当にそうなのでしょうか?

まだまだ市場のシェアでは全体の10%ほどという格安SIMはYモバイル以外もほとんどが大手キャリアからの乗り換えでしょうし、Yモバイルは他の格安SIMと比べると、繋がりやすさや通信速度低下などのデメリットは低く、多少の知識が不足したところで不満が出ることは考えにくいです。

ソフトバンク株式会社が運営するブランドなので、自社の回線を利用しています。つまり、「格安SIM・スマホ」だけど「MVNO」ではないということになります。
3大キャリアとMVNOの中間的なブランドと言えますね。

他にもソフトバンクのWiFiスポットが使えたり、Yahoo!ショッピングでのポイント優遇があるなど。特にソフトバンク携帯からの乗り換えであれば不満は出ないはずです。

価格.comの評判などを調べてみても、大手から乗り換えたユーザーは格安SIMのメリット、デメリットを理解していて満足している意見が多いです。

【データ量】
家ではwifiを利用しているので、Sプランで契約しました。別にポケットwifiも契約したのでSプランで十分足りてます!
【インターネットの速度・つながりやすさ】
元々ソフトバンクを使っていたのですが、速度も繋がりやすさも全然変わらないと思います。
【手続き・設定の簡単さ】
ショップで手続きしたので時間はかかりましたが、全てやってもらえたのでよかったです。
【サポート】
ワイモバイルは他の格安SIM会社よりもショップが多いのでサポートは安心だと思います。
【総評】
今のところ何の不自由もなく料金もかなり安くなったので満足です!もっと早くに変えておけばよかったと思っています!

【データ量】
家に帰るとWiFiを常に使用しますので、データ量は少なくて十分です。
【インターネットの速度・つながりやすさ】
インターネットが繋がりにくいなと感じたことはありません。キャリアのものと変わらないです。
【通話】
普通に電話する分には不便を感じたことはありません。
ただ通話料金が通話時間が長くなるとびっくりする程高くなる時があります。
【手続き・設定の簡単さ】
特に不便を感じたことはありません。
【サポート】

【総評】
私は現状で満足です。速度も早いし、多く電話するタイプでもないので、私みたいにネットを多く見る人は家でWiFiを繋げつつ使用すれば十分です。

そもそも月額使用料金が大幅に下がるのに、同じサービスを受けられないから不満だと思う人は少ないでしょう。

 

Yモバイルは『格安SIMとしてのメリット』が少ない

格安SIMのメリットといえばサービス会社にもよりますが

  • 月額利用料金が安い
  • 契約年数が大手と比べて短い
  • データ容量は少ないが翌月繰り越せる

こういったことが挙げられるのではないでしょうか?

Yモバイルの満足度はこういった格安SIMならではのサービスが十分ではないという点が原因なのではないか?と私は思います。

Yモバイルの月額利用料金

Yモバイルの月額利用料金は非常にまぎらわしい表記となっています。

大々的に宣伝してる1,480円の月額料金は他サービス加入や2回線以上の契約が必要で、しかも1年間だけの価格です。

このことをわかって契約した人でも、特に使い始めてデータ容量が大きいプランへ変更した人は実際1年経って実際に請求額が上がっているのを見ると、高いと感じるのではないでしょうか?

また、最近はLINEモバイルなどソフトバンクの音声通話付き格安SIMが増えてきて、Yモバイルよりも大きな容量、低価格のプランが選べるようになってきています。

ソフトバンク回線にメリットを感じてYモバイルを選んだ人にとっては見比べる対象が増え、現状のYモバイルでの価格が不満に思えるでしょう。

 

Yモバイルの契約年数

多くの格安SIMは1年以下の最低契約期間を設定しており、中にはイオンモバイルなど契約期間を設定せず、解約しても違約金がかからないという格安SIMもあります。

そんな中でYモバイルの契約期間は大手と同じ2年間(契約期間なしの場合は2,500円/月up)途中で解約すれば9,500円の違約金が発生します。

他のソフトバンク回線の格安SIMが安く提供されているのを知って、乗り換えようとしても契約期間中で乗り換えられないという人は不満を感じるでしょう。

 

Yモバイルのデータ通信量

一部大手キャリアでもその月に余ったデータ通信量を繰越たり、家族同士で分けあえるサービスがありますが、格安SIMでは使えるデータ量が少ない分、特別な契約の必要もなく気軽にデータ量を翌月に繰越せたり、同じサービスのユーザー間で分け合えたりできることが多いです。

一方、Yモバイルにはそういったサービスはありません。

実際に使い始めた後、単純に少ないデータ量の中でのやりくりにストレスを感じてしまう人もいるでしょう。

 

不満の原因は格安SIMらしさ不足では?

Yモバイルは実店舗の多さや豊富なサービス特典など、他の格安SIMにはない良さがある一方、格安SIMのメリットである安さやサービスの柔軟性に欠けている点がユーザーの不満を招いていると思われます。

つまり、どっちかと言えば格安SIMについて知識のあるユーザーからの不満の方が多いのではないでしょうか?

実際ユーザーが実店舗での契約にも関わらず格安SIMについて知識不足のまま契約させているとしたら、ソフトバンク店舗と併設しているYモバイル実店舗のサービスレベルは相当低いと考えられ、それはそれで別の問題として表面化するでしょう。

価格だけではない格安SIMのメリットに気づいて、今後のユーザー満足度向上に繋げてほしいものですね。

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